気管支という口から肺につながるパイプの内側を覆う粘膜に炎症が生じると、粘膜の中に存在する炎症細胞から一酸化窒素(NO)が産生されます。なかでも気管支喘息患者では健常者や喘息同様に気管支粘膜に炎症が生じる慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者に比べて高濃度のNOが産生されることがわかってきました。そのため、吐く息に含まれるNOの濃度を測定することにより咳の原因が気管支喘息なのかどうか、あるいはすでに気管支喘息で治療中の患者においては病勢のコントロールがよいか否かを把握することができるようになりました。
写真にあるような機器を使えば、およそ5分程度で結果がでます。
吐く息にふくまれる一酸化窒素(NO)濃度の測定について
http://www.nagayama-res-clinic.com/
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